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ECC 60年の歩み
社会や世界のために、
私たちがつくり、届けてきたもの。
-Prologue-
●鹿児島県出身の学生が開いた英語塾1962(昭和37)年、大阪市住吉区にひとつの英語塾「塾英語クラブ」が生まれました。この塾を開いたのは、のちのECC理事長、当時学生であった山口勇でした。
鹿児島県姶良郡霧島町(現・霧島市)に生まれた山口勇は、中学卒業と同時に名古屋へ集団就職。6年かけて定時制高校を卒業しました。「島国の日本がこれから世界と渡り合っていく道は貿易。そのために英語は絶対に必要だ」。卒業後山口勇は大阪へ移り、関西外国語短期大学(現・関西外国語大学)に入学。学生として始めた「塾英語クラブ」が今日のECCへとつながる記念すべきスタートです。▶ 世界を相手に話せる英会話力を!
●「東京オリンピック1964」開催の年に生まれた「大阪外語学院」1964(昭和39)年、山口勇は大阪府豊中市に「大阪外語学院」を開校します。奇しくもこの年には、アジア初開催となった東京オリンピック1964が行われています。これを期に、日本は再び国際舞台に復活。山口勇が思い描いたように、貿易大国として世界史上に類を見ない高度経済成長を遂げていきます。
以来ECCは60年間にわたって、老若男女を問わず、誰もが「世界と話せる英会話」を効率よく習得できる機会を提供し続けてきました。1969(昭和44)年には、「語学基礎研究室(現・総合研究所)」を設立。民間の英会話学校では初となる「独自のメソッド・教材開発」にも取り組み始めました。▶ 無限の可能性をもつ子どもに、夢と未来が拓ける教育を!
●ECCに通った子どもたちが、世界を舞台に活躍していますECCと聞けば、ECCジュニアを想起される方も少なくありません。
ECCジュニアがスタートしたのは1980(昭和55)年。当時の日本は、「輸出大国」として世界市場を席巻していました。やがてそれは日米貿易摩擦などを生み、1985(昭和60)年の「プラザ合意」によって是正に向かいます。急速かつ深く国際化が進んだ時代です。でありながらもまだ、一般家庭で「幼児英語」という言葉が使われることはほとんどなかった時代です。
その「本格的な国際化」が明ける前夜から、ECCはすでに幼児期からの英語教育の重要性に着目・事業化していたのです。
ECCが幼児英語教育に取り組み始めて40年超。いま世界を舞台に活躍しているおとなのなかには、あの頃ECCに通った子どもたちも少なくありません。▶ 誰でも生涯学び続けられるよろこびを!
●進学、キャリアアップ、教養に。自分を磨き続けたい方のためにECCは、英会話学校としてスタートしました。そしていまは、英語だけに限らず、さまざまな分野の教育サービスを提供する「総合教育機関」であることを社会的使命としています。
多分野にわたる教育プログラムの開発に踏み出すきっかけとなったのは、1971(昭和46)年に創設した「文化部」です。ここでは、子ども向け英会話、中学・高校生向けの補習塾、華道や書道、英文・和文タイプなどの授業が行われました。
その後、たとえば補習塾は1977(昭和52)年に予備校事業に、子ども向け英会話は1980(昭和55)年にジュニア事業にと進化・専門化・組織化されていきます。
生涯学び続けられるよろこびを。これからも私たちは、可能性を信じて自分を磨き続けるすべての人をサポートしていきます。▶ 学びと協調を通じて、地球市民の自覚と誇りを!
●世界から戦争、貧困、病気をなくし、美しい環境を取り戻す国際社会共通の目標「SDGs(Sustainable Development Goals/持続可能な開発目標)」が、国連によって定められたのは2015年9月です。その半世紀以上も前、ECCでは建学の理念として「世界平和への貢献」を掲げました。
創業間もないころから、ECCではそのための活動を続けてきました。
その一つが、1969(昭和44)年に始まった「ECC地球救済キャンペーン」です。「平和で豊かな人類社会、そして緑あふれる地球の実現」を目指し、様々な社会貢献活動に取り組んでいます。
ひとりの地球市民として、いま自分がなすべきこと、できること。これからも、その自覚と誇りを養うための機会と場をつくっていきます。▶ 時代に先駆け、ダイバーシティにあふれた組織づくりを!
●創業以来の「ダイバーシティにあふれた組織」であり、「小さな地球村」ECCでは創業以来、講師やスタッフをはじめ、ECCジュニア講師に代表される「ECCファミリー」まで含めて、国籍・性別・年齢などにとらわれない「ダイバーシティにあふれた組織」をつくってきました。もとより語学学校ゆえに、講師は世界のいろいろな国・地域から集まり、まさしく「小さな地球村」をつくっています。また、女性幹部が多いのもその現れです。
そうした環境だからこそ、そしてその環境を持続させるためにも…。これまでECCでは、行動規範の明文化やコンプライアンスの徹底、人事評価制度や働きやすい環境づくりなどに取り組んできました。
ここに働く一人ひとりが、自分らしい生き方・働き方・暮らし方を実現できるよう、時代に先駆けてしなやかに。これからもそんな組織づくりを心がけます。-Epilogue-
●国境や民族を超え、相互理解・多文化共生できる社会を実現するためにいま世界は多様化・複雑化が進み、あらゆる場面でこれまで以上に「コミュニケーション」の大切さが叫ばれています。
Education・Communication・Community(ECC)を社名に掲げる私たちはこれからも、語学教育を基幹としつつも、多様な教育事業も展開する総合教育機関として、国境や民族を超えて相互に理解しあい、多文化が共生しうる社会と世界の実現をめざしてまいります。